モンスターハンターストーリーズであそんだよ。
ネタバレなし感想。
〇評価点
・わかりやすいストーリー
ターゲット層がおこさまなので、ストーリーは非常にわかりやすい。
王道展開のシナリオではあるものの、そこそこにはアツくなれる。
・直観的なバトルシステム
コマンド性のバトルシステムではなく、ムシ〇ングのジャンケンのような3すくみのバトルシステムを採用している。
慣れないうちからでも簡単にバトルを楽しむことができて、かつ慣れても単調なバトルにはなりにくい。
このあたりもターゲット層にうまくマッチした出来上がりになっている。
・バトル中のライドアクションの楽しさ
特定の条件で溜まる絆ゲージを管理しながら、ライド状態に移行して一気に攻めたてるバトル展開は爽快感もあり楽しい。
バトル中のUIやボタン配置など、3DSというハードを上手く活かせている。
・モンスターがかわいい
かわいい。
・主人公の装備の描写がしっかりされている。
さすがはモンスターハンターと言ったところで、プレイヤーキャラがSDキャラになっても装備の描写は非常に細かい。
ブナハシリーズを身につけたSDキャラも見ることができるぞ。
〇問題点
・移動がダルすぎる
ファストトラベルはあるものの、移動できるポイントは少なめ。
村や町にはファストトラベルが1箇所しか設置されていないので、歩行での移動を強制される。
「NPCとの会話により受注→クエスト条件達成→NPCに再度会いに行き報告→達成」
という流れであるため、先述の移動の不便さと相まってかなり面倒。
更には、依頼のあるNPCとそれ以外のNPCをマップ上では判別できないため、誰が依頼をしてくるNPCなのか分かりにくいのは当然のこと、そもそも誰から依頼を受けたのかすらも分からなくなることがしばしば。
・戦闘において多種のモンスターを育成する意味が薄い
パーティーには6体までのモンスターを組むことができるが、ポ〇モンなどとは異なり6体全てのモンスターをバトル中に使用することはまずない、と言っても過言では無い。
味方モンスターと敵モンスターの相性の有利不利が戦況にあまり影響しないため、主人公とパートナーのレベルをひたすら上げておけば他のモンスターを育成しなくても最後まで攻略できてしまう。
・フィールドにおけるライドアクションの面倒さ
特定のライドアクションを持つモンスターがパーティーにいないと進行ができない道がある。
9割方は寄り道の宝物部屋といった具合なので無視して進めることも可能ではあるが、回収したい場合は1度拠点まで往復する必要がある。
ここでも移動の不便さが邪魔をしてくる…。
・本編モンスターハンターシリーズの世界観への影響
本作では主人公たち"ライダー"とモンスターの絆が描かれる。
多くを語るとネタバレになるので伏せておくが、この設定が元々のモンスターハンターシリーズの世界観とあまりにも一致していない。
まぁこれまでのプレイヤーはモンスターを絶滅させる勢いで乱獲していたわけなので……。
スピンオフ作品にはよくある話だと割り切ってしまえば全く問題ないのだが、気にする人は気にしそう。
なんとかならなかったのだろうか…。
◎総評!
シナリオ→〇
バトル→◎
移動→❌
既に2が発売されているけれど、移動が改善されてたら神作になっちゃうかもな〜!