現実では行ったことのない場所で、夢の中の僕はそこを「鎌倉」と認識していた。
大通りから1本外れた、繁華街のような街並み。
明け方のような夕方のような、ハッキリしない空模様。
人はそれなりに多く、どの店内にも3人ほどの客が常にいるような状態。
僕は以前、夢の中でここに来たことがある気がしていた。
特に目的意識もなかったのでフラフラと歩き、適当な土産屋などを回るうちに、どこか見覚えのあるゲームセンターにたどり着いた。
当然、現実ではなく夢の中で見た事のあるゲームセンターである。
4階に上がり音ゲーコーナーを見て、ここへ来るのが初めてではないことを確信した。
SEGAのゲームがない代わりに、ボルテがたくさん稼働している。
まず普通に新筐体が6台、旧筐体が4台。
ここからはかなり特殊で、弐寺やノスタルジアの筐体でボルテが稼働している。
システム的に無理だろ。
そうこうしているうちに、昔の友達を見かけた。
ゲームセンターで1人うろうろしている姿を見られたくないよ〜〜と思い、上手く逃げ回っていたのだが、唐突に僕がデカい声で独り言を喚いたので気づかれてしまった。
夢の中の自分は、どうやら現実よりもかなりヤバいらしい。
その後はいろいろと話しているうちに、なんだかたくさん友達が集まってきたので、飲みに行こうという話になった。
じゃあ、お店を決めようか。
というところで僕はふと、この近くに行ったことのある飲み屋がある事を思い出した。
これも、もちろん夢の中でだが。
鶏鍋がイチオシの、なかなか美味しいお店だ。
お店はそこに決まり、覚えている道順で歩いていくと確かにそこにお店はあった。
寂れた3階建てで、やたらと奥行きがあるその建物はまるで、田舎のデパートのようである。
その2階部分の一角に、目的の居酒屋はある。
外見ではそこに居酒屋があることは全く分からないが、建物の前の道路に小さな看板がちょこんと立てられていた。
と、ここまでで夢が覚めた。
以上、夢の中で複数回行ったことのある場所が増えたので、記録しておく。