テイルズオブシンフォニアであそんだよ
ネタバレあり感想
ほとんどTwitterで呟いちゃった通りだけど
○評価点
キャラそれぞれが抱える悩みとか問題とかが、シナリオの本筋にしっかり関わってくるのがとても良かったですね。
このゲームの魅力は?と聞かれたら
キャラの魅力。と答えると思います。
ゼロスくんめっちゃ好き
なんだかんだみんなすき
味方だけじゃなくて敵サイドも良かったですね。
クラトスを初めとした、それぞれの正義で動いているために敵にも味方にもなる人々。
それらと利害関係の一致で行動を共にしたり、敵対したりするうちに考え方を動かされていく主人公一行の"在り方"も良かったです。
○気になった点
システ厶面は全体で見れば悪くはないですが、粗い部分が多かったですね。
3D戦闘を全然活かしきれてない感じ。
シナリオもよくよく注視すると気になる部分がチラホラ。
特に、ラスボスはクラトスでよかったと思います。
僕はちょっぴりシナリオ学をかじったことがあるのですが「お父さんを超える物語」というのは、シナリオの鉄板のひとつです。
TOSのテーマは大きく「差別」「父子」の2つが上げられると感じていますが、正直「差別」サイドのミトスくんはラスボスにはそこまで相応しく無かったかと……。
クラトスがオリジンとの契約を命を賭けて結んでいるという設定をナシにしちゃって、ミトスに打ち勝ったロイド達に、最後の壁としてクラトスが遂に立ちはだかる…という展開の方がアツい気がします。
ミトス亡き後もクラトスがロイドに立ちはだかる理由を作るとなると、大きくシナリオを作り変えないといけない気がするので難しくはありますが……。
ミトスくんがクラトスに乗り移るとか……ダメっすかね…笑
てかミトスくん第2形態が弱すぎちゃって、せっかくのラストの盛り上がりがあっさり終わりすぎた感もありました。
ラスボス撃破演出も通常戦闘と変わらないし…笑
(終始アイテムのゴリ押しで戦闘を進めたこちらにも非はあるのかもしれないですが…)
○総評
とにかく、キャラの魅力が物凄いです。
その魅力を、しっかりシナリオの本筋にうま〜く組み込んでいるから素晴らしいです。
確か公式の書籍版があった気がするので、機会があれば読んでみたいですね。